【モスクワ21日共同】ライス米国務長官は21日、モスクワを訪問し、北朝鮮の核実験問題などについて、ロシアのラブロフ外相と会談した。ラブロフ外相は、6カ国協議再開へ向けた努力継続を表明。両外相は、北朝鮮による再核実験の阻止で両国の緊密な協力を確認したとみられる。
ロシアのラジオ「モスクワのこだま」によると、ライス長官は「米国は紛争の一層の激化を挑発するつもりはないが、北朝鮮の核実験は国際社会にとって脅威となる重大な挑発行為だ」と指摘。ラブロフ外相は「ロシアは対話を通じた問題解決に賛成するとともに、6カ国協議再開に向けて努力を続けている」と述べた。
ロシアの民間テレビNTVによると、ライス長官はイワノフ副首相兼国防相やプーチン大統領とも会談する予定。
6カ国協議参加国のうち日中韓3カ国を歴訪したライス長官は、同参加国のロシアとも連携を確認し、国際社会の結束をアピール、北朝鮮に対する包囲網を構築したい考えだ。
ライス長官はこれに先立ち20日、米CNNとのインタビューで、北朝鮮が米主導の金融制裁の解除を強く要求していることについて、米ドル札偽造などの違法行為を北朝鮮がやめることが先決だと強調し、それが実現すれば米政府が金融制裁解除を検討するのは可能との考えを示した。
また、北朝鮮に対し、核放棄を確約した昨年9月の6カ国協議共同声明に立ち返るならば、金正日体制下でも現状の核危機は解決できるとして、無条件の協議復帰を重ねて求めた
2006年10月22日
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