2006年10月15日

金正日、核兵器と高級ワインをトレードする?

【ソウル 13日 ロイター】

 北朝鮮が核兵器実験の実施を決定したことにより、金正日最高指導者が今後フランス産ワインや蒸留酒を、また息子達がジェットスキーを楽しむことが出来なくなる可能性が出てきた。

 北朝鮮が9日、核実験実施を発表したことに対し、国連は制裁決議に向けて動きだした。制裁には核・ミサイル開発プログラムの放棄に加え、国家指導者達に贅沢な嗜好品が渡らないようにするという項目も含まれている。

 韓国の政府関係者は、この動きを「北朝鮮ほどの貧しい国では、エリート層のエゴを満たし、また、指導者の意のままに行動した市民に対する格好な報酬となるのが贅沢な嗜好品なのです」と説明する。

 指導者レベルの人達の中でも、1万本以上の高級ワインを国家一の酒庫に貯蔵している金正日最高指導者ほど、贅沢品を好むものはいない。

 ケンジ・フジモト氏(偽名)は1980年代後期〜90年代に金正日のパーソナル・シェフを務めている。氏は自著の中で、当時の北朝鮮では100万以上の国民が餓死していたが、最高指導者自身はあらゆる手段を使って私欲を満たしていたと語る。

 金正日は日本からは最高級の寿司ネタを空輸させていた。キャビアを買わせるため、側近をイランへ飛ばせたこともあれば、マクドナルドのハンバーガーほしさに北京へ遣わせたことがある。3人の息子達に至っては、彼らが子供の頃、手の込んだおもちゃを海外で行使に買わせては与えていた。その後、大人になった息子達にジェットスキーを同様に与えていた。

 金正日はまた、銃の撃ち合い大会やギャンブルに勝った者にはランジェリーやビデ(局部洗浄器)、外貨やダウン毛布を賞品として贈っていた。

 朝鮮の諜報局関係者によると、この数年間で最高指導者は特にアルコールの趣味が落ち着いてきたという。最近ではコニャックの摂取量を減らし、ワインをたしなむのが好きだとのこと。

 贅沢品を扱うブランド会社が北朝鮮と直接取引きすることはない。フジモト氏のほかに金正日に関する本を書いているマイケル・ブリーン氏は「(贅沢品は)海外在住者に購入させ北朝鮮へ運輸させるか、または個人的に持ち込ませている」と解説する。

 1日約120円、多くて240円ほどの稼ぎしか得られない平均的な北朝鮮の国民にとって、贅沢品とはどんなものを差すのだろうか。ブリーン氏は「平壌の道をゆく一般市民にとって、贅沢品とはハンバーガー、またはご飯のお代わりに値するでしょう」と話した。



posted by 核怖いよ at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ■核に関するニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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